当社はJFEシビル株式会社様の指定工場としてメタルロードを製作し、主に東日本エリアの現場に供給させていただいております。
主に中山間地の急峻斜面の道路建設に適し、①地震に強い、②施工が容易、③短納期、④現道の確保、⑤環境に優しい などの優れた特徴を持つメタルロード工法は、これまでに数多くの現場の難題に立ち向かい、地域社会に貢献して参りました。
年間を通じて製作を担当している工場として、メタルロードの優れた特徴を、来工された皆さまにも広く理解していただくことを目的に、この度、1/25スケールの模型を製作いたしました。
構造の要である格点桁は、地元の長岡高専の手による3Dプリンターで再現し、上部工の車道部は、メタルロードの構造確認ができるよう取り外し可能な分割式としました。
製作した模型は、2012年(平成24年)に発生した大規模な地滑りにより県道が全面通行止めとなった現場で、短期間でのライフライン復旧にその特徴を認められ採用されたものです。
来工の際は、是非とも手に取り、優れた構造を感じ取っていただけたら幸いです。
<山形県 戸沢大蔵線(肘折希望大橋)メタルロード模型>


※メタルロード模型は、構造確認ができるように車道部の取り外しが可能
<山形県 戸沢大蔵線(肘折希望大橋)現場写真>



※大規模な地滑りにより県道が全面通行止めになりました。冬期の唯一の生活道路のため、工期を優先し、1年目に上部を仮橋として完成。翌年に仮設から本設橋に架け替えました。
※出典:メタルロード工法カタログ(発行:JFEシビル株式会社)