越後交通鉄工所が取り組むSDGs 建設ディレクターの導入

建設ディレクターの導入

建設ディレクターとは、一般社団法人建設ディレクター協会様の登録商標で、ITとコミュニケーションスキルで現場を支援する新しい職域のことです。令和6年5月に3名が建設ディレクター認定を取得し、今年度中には更に7名の認定取得を計画しております。

<建設ディレクター導入のきっかけ> 社長に質問

施工管理職は、現場管理と事務作業を一元的に担って工事を完成に導くという、やりがいがある半面スキルが要求される他現場施工に係る書類作成などの事務作業は現場作業後になり、長時間労働を強いられるなど構造的課題を抱えていました。施工管理部門の社員の労働環境を何とかしたい!と考えていた折、業界情報誌に掲載されたバックオフィスの導入事例を見て、「これだ!」と思い、まず、バックオフィスチームの新設と、チームを担う新たな人材採用に着手しました。しかしながら、人材育成は簡単ではありません。指導者となるはずの施工管理部門の社員は常に多忙で教育をする余裕がないのです。そんな時、「建設ディレクター職」の存在を知りました。体系的な受講によって施工管理に必要な基礎知識を学べます。晴れて建設ディレクターとなった暁には施工管理に係る書類作成を一手に担い、施工管理部門の社員を長時間労働から開放してくれる可能性を秘めていました。

<建設ディレクター導入によって生まれる効果> 社長に質問

建設ディレクターは新設したバックオフィスである「工事支援課」に所属し、施工管理部門の社員が担当する工事の書類作成を担当します。これまでも建設アシスタントとして、事務作業や補助的業務を担当していましたが、今後は受講によって取得して専門知識を生かして、より高度な書類作成も行うことになりますので、目的とする、施工管理部門の社員の労働時間短縮効果が期待されます。また、これまでは工事毎に個人プレーであった施工管理部門の社員は、工事支援課との連携を通じたチームプレーが必須となり、情報共有による業務改善や不測の事態への対応がより容易になる可能性があります。更に、専門的知識を生かして、施工管理職へのキャリアアップも可能であり、女性活躍や人材育成が促進される効果も期待しています。